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立ち直る為の方法
19.12.05
ああ、かなしみ。つらみ。そねみ。泣きたい・・・。
どないしたん。何があったん。
いろいろや。
そういう時もあるやろ。
あるな。ちゃんと立ち直って前向きなってや~。

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日常で、悲しいことや辛いことが大なり小なりありますよね。
特に悲しい出来事がなかったとしても、何となく落ち込んでしまう時もあると思います。
今回は、そういった時立ち直るのに効果的な方法を少しだけご紹介します。
筆記開示
トラウマ的な悲しみやネガティブな感情を紙に書き起こし乗り越える方法のことを、
『筆記開示(エクスプレッシブライティング(Expressive Writing))』 といいます。
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自分のネガティブな感情や悲しみには向き合った方がいいようです。
目をそらせばそらすほど、そういった感情は消えずに残ってしまうからです。
だからといって、悲しい感情をよりひどく感じるのではなく、
自分が感じていることを、ただ文字にして書く。
そのテクニックのことを筆記開示(ひっきかいじ)といいます。
1980年代に生まれた心理療法の一つで、シンプルな方法ですが、数百件以上の効果が実証されているらしいです。
方法
デジタルのメモでも、紙でもノートでも何でもいいです。
自分が体験したネガティブなことや感情を思うままに書きます。
誰かに見せる必要はありません。勿論見せてもいいです。
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時間的には、毎日8~20分を4日間以上続けると効果が出てきます。
大きな悲しみやトラウマの場合は、もう少し長い期間続ける方がいいみたいです。
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私たち人間の感情には波があります。
パッと見普通に働いている人でも、急にトラウマが蘇ったり、悲しみが襲ってきたりすることがあり、普段のそういった感情の波が大きいほど厄介ですよね。
筆記開示を続けて数週間、数ヶ月経てば、鬱傾向や感情の波も穏やかになっていきます。
ネガティブな感情が薄まり、ポジティブな感情が増え、また、感情のコントロールが上手くなったりするので、トラウマを抱えてない人でもやってみることは非常にオススメです。
認知機能の改善や、全体的な幸福感の高まりにも役立つことが2009年の研究で分かっているらしいです。
また、カップルや夫婦で行うと、ポジティブな感情が高まって親密性が増したりします。
人間関係に苦しんでいる人でも、たとえば「嫌いだな」と思う人への感情を紙に書くことによって、その感情も和らいで、許せるようになってきたりします。
筆記開示のポイント
①4日間はつづける。
②8分以上書く。誤字脱字気にせず、何でもいいからひたすらストレートな感情を書いていく。
③悲しみが和らいで来たら、その悲しみや悩みやネガティブな感情が、人生の他の場所にどんな影響を及ぼしているかを書く。ex)仕事が手に付かない。人間関係がうまくいってない。など
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トラウマの対処やメンタルが落ち込んだ時に大切なことは、とりあえず自分の中のネガティブな感情やポジティブな感情を認識することです。
認識していないと、自分の中でネガティブな感情が無駄にどんどん膨らんで飲み込まれてしまいます。
ネガティブな感情に飲まれないために、自分で自分の感情を観察できるように言葉にすることが大切です。嫌な感情をほじくり返すのではなく、文字にして認識する。
言葉にすることによって、人間はネガティブな感情と立ち向かう能力が高まります。
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書いたものは捨ててもいいけど、残しておくことをオススメします。
悲しみを乗り越えた軌跡や決意が残り、今後の自分の財産になります。
数年後に読んだ時、その時の自分を後押ししてくれるはずです。
筆記開示以外の方法
筆記開示以外に立ち直るのに効果がある方法を2つ紹介します。
その①
『自分にとって大切な人、守ってあげたい人の側にいる』こと。
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自分も落ち込んでいて慰めて欲しいから、慰めてくれる人の周りにいたいと思うしそれも重要だけれど、人間は誰かを助けることによって、自分に価値や意味があると思うことができます。
そして、自分が苦しい時ほど、他人の苦しみも理解することができます。
誰かを守ったり助けたりすることによって、「自分は無力だ」じゃなくて、「自分にもできることがあるんだ」と思えます。
猫でも、犬でも、妹や弟でも、助けてあげたい守ってあげたいと思えるひとの周りにいることで、「自分がしっかりしなくちゃ」と思え、ネガティブな感情に落ちていってしまうことを止めることが出来るようです。
その②
そのつらい体験や、なくしたものが『何を教えてくれたのか』ということを考えてみること。
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だからといって、例えば人を亡くした時、その「死」から何かを学ぼうとするのはすごく難しいことです。全てを失った感覚しかないですよね。
でも、その人が生きていた時に、自分に何を教えてくれたのかということを思い出してみます。
思い出して、自分が今していることは、その教えを活かせてるか?ということを考えることで、亡くした人と共に生きることが出来るはずです。
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不安やストレスと向き合うことは、人生を進めるにおいてすごく重要になります。
勿論大きなトラウマなどが無いに越したことはありませんが、もしそういったことが訪れたとしてもずっと落ち込んでいるわけにはいかないので、乗り越える手助けとなる方法を今回はご紹介しました。
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